先日言語聴覚士むぎちょこの対面セミナーを実施した際、途中で「感覚統合は言葉の発達に関係します」という内容のところで、言語聴覚士むぎちょこから「はい、ここはゆずのおっちゃんが解説っ!」と言われ、5分ほどいただいて、感覚統合と脳の発達について簡単にご説明しました。
あるお母様からは「感覚統合のことを分かりやすく聞けて、腑に落ちました」とおっしゃっていただきました。
で。
セミナー終了後、なにげなく「あー、感覚統合を理解していると、お子さんの特性がすっと理解できたりするので、感覚統合の話や脳の話も大事やなあ」といったところ、むぎちょこから「そうそう。だからこそ、一度きちんとお母さん・お父さんに解説する場が必要やね。次回はゆずのおっちゃんが担当ね」と、半ば強引に決まってしまいました!
「言葉の発達とは違うから、あまり皆さん関心はないと思う。だから定員割れすると思う。恥ずかしいから、イヤだ!」と駄々をこねたのですが、「はい、わがまま言わない。いいから言われた通りやってください」と即却下。
ひえー!こわー。
ということで、次回はゆずのおっちゃんが担当することになりました。
テーマは、「感覚統合と発達特性の捉え方」です。
え?感覚統合って、何?
感覚統合とは、子どもの体・言葉・心の発達の基礎になるもので、視覚・聴覚・触覚・前庭覚・固有覚といった感覚をバランスよく使いながら、脳の基礎を育てていくことです。
上に挙げた5つの感覚が全体的に・平均的に育っていくことで、言葉の基礎・コミュニケーションの基礎が育ち、やがて小学校入学後の学習(勉強)を効率的に学んでいくことにつながります(感覚統合ができていないと、言葉が育ちにくいなど、言語発達にも影響します)。
つまり、幼児期の間に感覚統合を上手く発達させてあげるかどうかが、「お子さんの将来の方向性を決めていく」と言っても過言ではありません。
その中で、発達特性のあるお子さんは、この5つの感覚が凸凹であることが多いです。
「目に入ったものに興味が向き、離席してしまう」などは視覚が、「後ろで音が聞こえたらそれが気になって、振り返ったり、そこに行ってしまったりして課題に集中できない」などは聴覚が、それぞれ優位であるためです。
こういった一見「問題行動」と思われる特性も、感覚統合のことを知れば、「だからそんな行動を取っていたんだ!」ということ(お子さんの特性)がよく分かるようになります。
そして、「お子さんの求めている感覚」を上手く遊びを通して入れてあげることで、満足度が高まり、「落ち着いて課題に向かうことができる」「切り替えが上手くできるようになる」など、日常生活のしやすさにもつなげることができるのです。
お話の中でどんな遊びがどのように効果的か、ということについてご参加者の方にも考えていただきながら、進めていきたいと思います。
「我が子の特性を理解してあげたいけど、どう捉えればいいのか分からない」「子どもに合った効果的な遊びを知りたい」といった保護者の方は、ぜひご参加ください。
あと、運動発達に関するご質問にもお答えしますので、「体の使い方が悪いと言われた」「体幹が弱くすぐに疲れたといって寝ころんでしまう」などにお悩みがある方はどんどんご質問ください。感覚統合や脳の特性に関連付けてお話をしますので、お子さんの身体面の課題も理解しやすくなると思います。
ご参加、お待ちしていますね。
■7月7日(木)10時〜11時
■場所:ゆず本部教室(岡本商店街内)※詳細は個別にお知らせします。
■定員:5名様
■対象:どなたでも(発達支援ゆずをご利用の方)※保護者の方のみご参加ください。
現在、満席となりましたので、一旦受付を中止させていただきました。
キャンセルが出ましたら、再度ご案内いたします。