子どもには、楽しく生きる権利があり、自由に表現できる権利が保障されています。
幼児期に「矯正させる」「強制する」「根性論で指導する」などは、自己肯定感を下げることの要因となります。
そもそも子どもをコントロールする、という考え方は完全に大人のエゴです。
ゆずでは子どもの人権を尊重するという観点からも、矯正や強制、根性論での指導方法はご法度としています。
※詳しくは、1994年に日本が批准した「子どもの権利条約」をご覧ください
参考 子どもの権利条約公益財団法人 日本ユニセフ協会VISION
療育とは、「子どもが「生きるって楽しい」と感じ、保護者が「子育てって楽しい」と感じるための支援である」と定義し、それを実現するために、子どもと保護者を丸ごと捉えた支援を行い、子どもが自信を持って、社会生活を送っていくための基礎づくりを行ないます。
その中で、特に個別支援プログラムに力を入れています。
MISSION
VISIONを達成するために、以下の点を取り組みのポイントとします。
(1)子どもの自己肯定感を上げる取り組みを行う。
(2)保護者の不安軽減を図る。
(3)将来を見据えた観点から、今するべきことを選択する。
(4)指導的視点ではなく、伴走者であり続ける。
これらの理念や活動を通じて、「自分に自信のある子ども」「生きる力を持った子ども」「人生を自分なりに楽しめる子ども」を育て、さらに保護者の方が「我が子の成長を認め、喜べる」「子どもの人生を応援する喜びを感じていただける」ように、ホスピタリティを大切にした取り組みを行ってまいります。
また、一人ひとりに最適化されたプログラムを提供するために、「お子さんを正しく評価する」ことを実践しています。NCプログラムを導入し、根拠に基づく発達評価を行うことで、「目的と目標を持った遊び」「日常生活に役立つセラピー」を実践しています。
療育改革実践家 西村 猛の療育
当事業所代表の西村猛は、長年神戸市の公的療育機関に勤務し、療育の最前線で実務を行ってきました。
けれど、療育機関の中では、本当に必要なサービスができないことを痛感しました。
そして、本当の療育を実践したくて、独立しました。
昨年オープンした「神戸ことばとからだの発達相談室ゆず」を運営する中で、「子どもや保護者に対して支援者が何をするべきか。何ができるのか」ということを自問自答してきました。
その経験を経て、はっきりと分かったことがあります。
それは、「支援者は通訳者である」ということです。
発達に遅れがあるお子さんは、その特性から、一見発達していないように見えることがあります。
けれど、どんな子どもでも必ず発達します。発達のスピードが遅かったり、変化がとても小さかったりするだけなのです。
しかし、なかなかその変化は気付かれにくい。
だから、その変化を見つけ、伝える「通訳者」が必要になるのです。
そして、通訳者に求められる能力は、「正しく評価ができること」「具体的な手立てを分かりやすく伝えること」です。
当事業所では、この2つを徹底し、「客観的」かつ「寄り添った」療育を実践していきます。
また、ゆずグループは「子どもは地域社会の中で育つもの」という理念のもとに療育支援サービスを展開します。
どんな子どもでも、地域を構成する一員です。
だから、療育先は地域社会の中で生きていくためのスキルアップのための場所でなくてはなりません。
地域社会の中に居場所を見つけて上げることこそ、療育が行なうべき最大の目標だと思うからです。
それに加え、療育場所はお母さん(ご家族)の居場所でもあるべきです。
ただでさえ、子育てはしんどいものです。
ましてや、発達に遅れのあるのお子さんの子育ては、さらに大変です。
だから、お母さんの居場所が必要になるのです。
なんでも気軽に相談できる場所、落ち着く場所、涙を流せる場所、すべてを肯定してくれる場所。
そんな場所があるから、「また明日から頑張ろう」と思えるのです。
私は、ゆずをお子さんだけではなく、もっとお母さんにも寄り添った場所にしたいと思っています。
なぜなら、子どもは誰でも、お母さんが大好きだからです。
そして、笑っているお母さんを見たいと思っているからです。
私が時々、スタッフにも呆れられるくだらないギャグをいうのも、うんちくんハットをかぶるのも、お子さんもさることながら、お母さんに笑ってほしいからです。
そうして、明日も頑張ろう、と思ってほしいからです。
ゆずがご提供するサービスにおいては、「個別支援を主軸としたスキルアッププログラムを実践すること」、「子どもの関係する地域社会のいろいろな機関と連携を取ること」「保護者の方が不安になったとき、優しく笑って側にいる存在であること」を大切にしています。
ゆずの実践する療育は、これまでに無い療育理念と、新しい療育スタイルを実践してまいります。
療育とは何か?
答えはとてもシンプルです。
療育とは、子育てを応援するもの以外のなにものでもありません。
お子さんが生きる楽しさを知ること。保護者の方が子育ての楽しさを知ること。
この2つが実現できれば、それでいいのです。
療育のための療育なんて、意味がありません。
療育を通して、お子さんが生きる楽しさを知り、保護者の方が子育ての面白さを知ることができれば、それでOKです。
こんな考え方にご賛同いただける方は、どうぞご見学にお越しください。
これから療育を始める方、今の療育に悩んでいる方こそ、お越しいただきたいと思います。
また、西村とお話をすれば、不思議と前向きな子育てをしていく勇気が湧いてきます。
なぜなら、一切の否定語を使わないからです。
でもお世辞も言いません。
今置かれている現状を、すべて意味のあることと肯定的に捉え、次の一手を共に考えます。
本当かどうか、一度あなたの目で確かめに来てくだい。
あたなたとお話できること、子育ての面白さを分かち合えることを楽しみにしています。