
7月より、保育所等訪問支援事業に注力できる体制が整ったことから、ゆずの保育所等訪問支援事業の新規受付枠を拡大します。
また、これまで頻度を下げて訪問支援を実施させていただいていた方の訪問頻度を従来に戻すなど、より充実した訪問支援を実施していきます。
7月からのゆず訪問支援事業の概要
◆未就学〜中学生のお子様(訪問支援事業を利用するための受給者証が必要です)
◆保育園(所)、幼稚園、こども園
◆小学校(普通級・支援級)
◆特別支援学校(小学部・中学部)
◆中学校(普通級・支援級)
◆訪問先の園や学校との調整の上、月1回〜2回を上限として実施します
◆言語聴覚士または保育士
◆本山ルーム(JR摂津本山駅徒歩4分)
※ご契約や訪問記録のお渡し等で適宜ご来所いただく必要がございます
◆利用料の1割(無償化対象児は自己負担はありません)
※神戸市東灘区・灘区以外の訪問先の場合、訪問先までの往復交通費をご負担いただきます。
以下からご連絡ください。
「訪問支援は、どこで依頼しても同じ」と思っていませんか?
保育所等訪問支援事業は、現在国が最も力を入れている療育事業の一つです。
その理由は、「子どもは地域社会の中で育っていくためには、お子さんの居場所である「園や学校」が、過ごしやすく、楽しい場でなければならないから」です。
どんな子どもでも、居場所は「家庭」であり「地域社会」です。
その地域で快適に過ごしていくための手法の一つとして、保育所等訪問支援事業があります。
そんな重要な意味を持つ、保育所等訪問支援事業ですが、もしかして「どこにお願いしても同じ」と思っていませんか?
実は療育事業のなかで、保育所等訪問支援事業ほど、手法や効果が違うものはないのです。
その理由は、訪問支援というスタイルは、「相手あってこその事業」だからです。
つまり、訪問先の園長や校長・教頭、そして担任の先生などのご理解とご協力があって成り立つ事業のため、事業所の勝手な方針では訪問支援は上手く行かないということなのです。
もっと簡単に言うと、「先方から嫌がられると失敗する事業」です。
例えば、先方の園や学校が、訪問支援を受けることを躊躇している状態で、(保護者の方から依頼をいただいたからといって)強引に訪問支援を行うと、どうなるでしょう?
先方の先生方にとってみれば、青天の霹靂、思いもしない展開に「もう来てほしくない」ということにもつながりかねません。
また、せっかく受け入れてくださったとしても、訪問支援員が上から目線で先生方に「指導」的な視点でお話しをしたり、園や学校の方針を無視して「この子には、このようにしてあげてください」と強引にお願いをしてしまったりすると、やはり「もう来ないでほしい」ということになってしまいます。
そうならないためには、園や学校の方針を尊重しながらも、お子さんの過ごす環境などが快適になるような工夫や手法を実践していただくといった、訪問支援員のスキルが必要となります。
この場合のスキルとは、「知識や技術が高い」ということではありません。「状況を冷静に判断し、訪問先・保護者の方・お子さんの3者が満足行く訪問支援を行える」というスキルです。知識や技術が高いというのは、訪問支援を行う以上、当たり前のことです。
訪問支援事業を利用する場合は、「どこにお願いするのか」「誰に行っていただけるのか」「どのような訪問支援を行ってもらえるのか」をしっかりとチェックするようにしましょう。
それが、「行ってもらって良かった」になるか「お願いしなければよかった」になるかの分かれ目となります。
ゆずの訪問支援事業の特徴
- 園や学校などの訪問先と保護者の方、双方から「来てもらって良かった!」「行ってもらって良かった!」と行っていただける訪問支援を実施しています(園や学校と保護者の方の関係がよりよくなることを目標にしています)。
- 単に様子を見るだけでなく、園生活や学校生活がより楽しく、そして快適になるための手法を訪問先の先生方と一緒に考えます(効果的な手立てを先生方といっしょに考えます)。
- 園や学校からの逆紹介も多くいただいています(「ゆずさんなら、ぜひ来てほしい」というお声をいただいています)。
ゆずの訪問支援は、専門的視点を持った訪問支援員が、訪問先の方針に合わせて、そしてゆずの提案することを快く実践していただける関係性を構築することを大切に、訪問支援活動を行っています。
これまで、多くの園や学校を訪問させていただきました(訪問件数においては市内トップクラスだと自負しています)。
これまで培ってきた訪問支援技術を元に、さらに質の高い効果的な訪問支援を行っていきたいと考えていますので、お子さんの園や学校での生活をより楽しいものに、より快適なものにしてあげたいとお考えの保護者の方がおられましたら、いつでもご連絡ください。