発達障害児のための個別学習塾「寺子屋ゆず」2024年4月リニューアルOPEN!

ゆずプレミアムサポートが始まっています!これまで11人のお子様を拝見しました。そして、ゆずプレミアムサポートで気付いたことも併せてご紹介します

苦楽園ルームスタッフとジャンボリーミッキー!特に意味はない(笑)

こんにちは。ゆずのおっちゃんです。

先週から本格的に始まりました、「ゆずプレミアムサポート」。

「そもそも、プレミアムサポートとは、なんぞや?」と首を傾げておられる方もあるかと思いますので、簡単に説明を。

プレミアムサポートとは、お子さんの言葉や体の発達・療育に悩む保護者の方に向けて、ゆずのおっちゃんこと理学療法士の西村猛と、言語聴覚士むぎちょこ(西村千織)が、3ヶ月間オンラインでサポートさせていただく自費サービスです。


月に2回のzoomミーティングと質問し放題のチャットサービスを通して、お子さんの体と言葉の発達状況を評価し、お家で取り組むとよいこと、すぐにできる工夫などをご紹介したり、お母様やお父様の子育てにまつわるお悩みに対しての助言を行ったりしています。


おかげさまで自費プレミアムサポートは大変ご好評をいただいているのですが、おっちゃんはある時ふと「発達支援ゆずに通っていただいている皆様に、ゆずプレミアムサポートという形で還元させていただくことはできないか」と考えたところ、スタッフからも「それ、いいね!」と賛同を得ることができました。


そこで、ご利用の皆様に「ゆずプレミアムサポートを使ってみませんか?」とご案内を差し上げたところ、多くの保護者様から「受けてみたいです」とたくさんのご要望をいただきました(おっちゃんも、むぎちょこも、そこまで多くの方からご希望いただくとは想像していなかったので、言い出しっぺが一番驚いています笑)。


ゆずプレミアムサポートは、実際にゆずの療育場面に入らせていただき、お子さんの遊ぶ様子を観察する中で「体と言葉の発達評価」を実施したり、お母様やお父様の「発達に関するお悩み、進路に関するお悩み、療育に関するお悩み」などのご相談にお乗りしたり、アドバイスさせていただいたりするといった内容です(またスタッフ指導という観点もあります)。

神戸市の療育センターでも、最初にお子さんを作業療法士や言語聴覚士などが全体評価を実施されていると思いますが、あれと同じだと思っていただくとイメージがつきやすいかと思います。
※おっちゃんもむぎちょこも、神戸市および姫路市の療育センターで、こういった評価を実施してきた経験がありますので、内容的なことについては信頼していただけると自負しています。

ゆずプレミアムサポートは無料です(通常の利用の中に担当者と一緒に入らせていただく形です)。

先週の13日から本格始動しており、これまで10組(11人)のお子様の評価やアドバイスをさせていただきました。



さて、ゆずプレミアムサポートを実施してみて、気付かされたことがあります。

それは、保護者の皆さまは、どなたもお子さんの発達に不安を持ちながらも、少しでも発達を促せるように、そして少しでも毎日が楽しくなるようにという想いを持っておられるということです。

ゆずをご利用の方の中に「適当に療育を受けている」保護者の方は誰一人おられないです。
※世の中には「療育なんて、どこでも一緒」「療育に行かせていれば、療育の先生がうまく発達させてくれる」と思っておられる保護者の方もおられますが、ゆずをご利用の方にはそんな方は誰一人いない、という意味です。


もちろんゆずスタッフも、それに負けじと日々評価するスキルを磨いたり、自主的な勉強会を開催したりと、療育に真剣に向き合っています。
※余談ですが、私はゆずのスタッフほど、真面目に学び、常に勉強を怠らず、そして真剣に療育に向き合っている療育スタッフはいないと本気で思っています(単なるエゴ、親ばかみたいだ!と言われるかもしれませんが、どこに出しても恥ずかしくないスタッフたちだと本当にそう思っています)。

「保護者の方と事業所スタッフが、ともに手を取り合うことができれば、お子さんの発達は最大に引き出される」というのが、私の考えです。

ご利用者に対して上から目線でエラソーに言うことはゆずではご法度です。

その反面、ご利用者に媚びることなんて一切しなくていい、とスタッフには伝えています(スタッフが働きやすい環境を作ることも私の仕事です)。

なぜなら、保護者の方とスタッフは、お子さんの未来を考える「仲間」であるからです。

どっちが上とか下とかないのです。

だから、保護者の方が(私達からみて)間違った選択をされているな、と思った場合でも、「今のその想い」を否定はしません

やがて、「あの時の判断は違ったな」と思えば、そこから修正すればいいだけだからです。子育てなんて、「あの時こうしておけば・・・」の連続ですよね。


例えば、「言葉が出ない」というお悩みに対して、私達が「遊びの中で言葉を引き出す」という目標を掲げても、「遊んでいるだけで言葉の練習をさせてもらえないんだったら、もういいです」と言ってご利用を辞められる方も一部にはおられます。

言葉を教える練習をしたって言葉は出ないので、そのお考えは間違っているのですが、スタッフはそれを「それじゃあだめですよ、お母さん」とか言わないです。

【言語聴覚士むぎちょこの記事】言葉を引き出すために、1番大切なことは、「言葉の練習」ではありません!

もちろんなぜ遊びを構築することが言葉を引き出すことにつながるのか、といった説明はしますし「ただ遊んでいるだけではなく、言葉を引き出す遊びを構築している」ということはお伝えしますが、それでも「それは違う」と言われると、それ以上否定することはしません。

なぜなら、やがて「あれは違っていたかな?」と保護者の方がご自身で気付く時が来るからです(時間が掛かることだってあるのです)。

私達は私たちの考えを押し付けることはしません。

保護者の方とお子さんが、自分で決定する力(決定の自立)をつけていただきたいからです。

そのためには、失敗経験も必要です。

失敗した時にヘルプサインを出していただければ、また一緒に考えていきたいと思っています。


ゆずプレミアムサポートでも、保護者の方のお考えを否定することなく「それなら、こうするのはいかがでしょう?」というご提案をするように心がけています。

もちろん、私たちの見立てやアドバイス通りに実践していただければ、発達が最大に引き出せるという自信はありますが。

ありがたいことに、ゆずプレミアムサポート(自費プレミアムサポートも同じですが)をご利用くださっている保護者の方は、「やってみます!」「安心しました!」「参考になりました!」というお声を伺う機会が多いので、私もむぎちょこもホッと一安心しているところです。



さて、来週もゆずプレミアムサポート週間となっています(無印週間みたい(笑))。

各ルームにちょこちょこと顔を出すこともあると思いますが、私たちを見つけられた場合は、気軽にお声掛けくださいね。