- 医療機関で療育が必要だと言われたので、通うようになった。
- 園の先生から、療育に通ってみては?とさり気なく進められたので、通うようになった。
- 言われていないけれど、自分(お母さんやお父さん)が、心配なので療育に通うようになった。
療育を始める理由は、ひとそれぞれです。
療育をはじめたことで、色々な気付きがあったり、お子さんの良い面がたくさん見えてきたりして、「療育を受けて良かった!」と思うことも多いでしょう。
そんな中、誰もが一度は、必ず悩むことがあります。
それは、「我が子の特性を、周りの人がなかなか理解してくれない」ということです。
周りの人とは、ママ友かも知れませんし、園の先生(就学すれば学校の先生)かも知れませんし、社会の中の人かも知れませんし、場合によっては祖父母かも知れません。
なぜ、我が子の特性をなかなか理解してくれないのか?
実はそれは簡単なことです。
発達特性は、脳の特性に由来しているので、外からは見えないからです。
お子さんの脳の作り(正確には神経の繋がり方)と理解してくれない方(この方が定型発達として)では、脳の作りが違うため、「理解しようがない」という方が正解かも知れません。
これはお母さん・お父さんにも当てはまります。
もし、お母さん・お父さんが定型発達の脳だとすると、お子さんの行動は理解できないと思います(理解してあげようという親心はここでは置いておいてください)。
特性とは脳のネットワークが「平均的な人とは違う」ことのほかはありません。
その違いだけです。
脳のネットワークは、「道路がつながっている様子」と想像すると分かりやすいでしょう。
例えば神戸から京都へ向かう時に、名神高速道路を使うか、あえて一般道で北から回って京都に入るルートを選ぶか、など人によって選ぶ道が違います。
ネットワークの違いとは、このようなことなのです。
もちろん、ほとんどの方が、名神高速道路を選びます(多くの人が選ぶことを「定型」と呼びます)。
ですが、一部の人(お子さんの発達特性を理解してくれない人)は、一般道で北回りを選ぶ人に対して、「普通、名神高速道路を使うよね」「そんなルートはおかしい」と言ったりします。
は?
でも、何もおかしくなんてないですよね?
どの道を選ぼうと、それをおかしいとか言う権利は誰にもありません。
だから、そういう人に対しては、
「人の選ぶ道に対して、ゴチャゴチャ言うな!名神高速道路が良いと思うなら、お前はその道で走っておけばいいんじゃ!ボケ!」とでも思っておけばいいでしょう😆
じゃあ一歩進んで考えてみましょう。
その人はなぜ、「名神高速道路で行くのが普通だ」と言うのでしょうか?
その理由は、「自分の捉えていることが正しい。自分の思っていることと違うことをしている人は間違っている」という浅はかな思考があるからです。
そういう人は、相手のやり方を自分に合わせさせることで、「勝った・負けた」と判断するので、要は人としてのレベルが低い人、でしかないのです。
じゃあ、そんな人とはどう向き合ったらいいのか?
それは、「レベルが低い相手と張り合っていても、こちらもレベルが低くなるので、相手にしない」が正解です。
理解してもらおうとして「なぜ下道で京都に行くかと言うと・・・」などの説明をすること自体が、時間の無駄です。
そんな人は、いくら時間を割いて説明しても、「色々教えてくれてありがとう」とか「なるほど。そういう理由だったんだね」なんて言ってくれません。
「ふーん。でも普通なら、名神高速道路で行くよ」
そもそも理解する気なんてないのです。
「じゃあ、そういうゆずのおっちゃんは、療育とはこうだ!的なことをよく言うけど、それは押し付けじゃないの?」
するどい!(笑)
実際にそう言われたことがあります。
たしかに私は、「療育とはこうあるべきである」という考え(ゆずの方針)は持っています。
こんな療育を受けていたら、将来困りますよ、ということも結構平気で発言します(ゆえにアンチがわんさかです(笑))。
でも、その考えを保護者の方に強制する気はありません。
なぜなら、我が子にどのような療育を受けさせるかを決めるのは、保護者であって私ではないからです(私にそんな権限はないです)。
例えば、「厳しくしつけることで定型発達に近づける」という理念の療育があったとして、「そこに変わりたい」と思う方がいても「それは保護者の方が自由に選べばいい」と思っているので、「お母さん、それはマイナス効果ですから、止めておきなさい。ゆずなら強制しなくても、効果を引き出せますのでゆずにしておきなさい」なんて言ったことないです。
「あ、◯◯プログラムの療育に通うことに決められたのですね。親御さんが決めたことだから、それでいいと思いますよ」と言います。
去るものは追わず、というか、去ろうとしている人を引き止めても、いずれ去りますので、引き止める意味なんてないのです。
「今はお母さんがそれがいいと信じて選んだことなので、その体験も(もし上手く行かなくても)子育てに役立つだろうし、またご縁があれば戻ってこられるだろう」と思います。
理解する気なんてない、ということについて、私(ゆずのおっちゃん)の体験を元にお話しましょう。
ご存知の方もおられると思いますが、ゆずのおっちゃんは、YouTuberです。
日々、我が子の発達を不安に思うお母さん・お父さんの方や、療育に通っておられ保護者の方が、今以上に我が子を愛しいと思い、「子育てって楽しい」と思っていただくきっかけになればと思って、正しい情報を心がけて動画で発信しています。
その中では、被り物をかぶったり、小ネタを入れたりします。
面白おかしく発信する理由は、悩んでいる保護者の方に「笑い飛ばす強さ」を持ってほしいと願っているからです。
そして、少しでもクスッと笑う時間があることで、大変な子育てをしながらもホッと一息ついてほしいからです。
ですが、こういった私の想いに反して、「ふざけるな!」的なアンチコメントが来ることがあります。
つい先日も、公開後あれよあれよという間に、再生回数が(私にしては)爆伸びした動画には、早速アンチコメントが来ました。
では、ここでその人気動画にいただいたアンチコメント(通称:クソコメント)をいくつかご紹介しましょう。
男性の方が話を茶化すのが邪魔くさい!
うるさい!!
ゆずのおっちゃんはどう思うか?
邪魔くさいなら、すぐに他の動画に変えてもいいはずなのに、この方はコメントまで書いてくれているので、それなりに動画を観てくれたんだな。
この方自身が、子育てでストレスが高くなっているかも知れないな。八つ当たりしたいんだろうな。
この動画の本当に伝えたい内容は素晴らしいのでしょうけど。関西芸人のノリは面白くないし、真剣に悩んでいる人にとっては茶化しているようで不快に感じる。
ゆずのおっちゃんはどう思うか?
関西のノリが面白くないということは、この方は関西人ではなさそうだな。または、関西人で嫌な想い出でもあるのかな?
「真剣に悩んでいる人にとっては」と書いているので、多分この方が子育てまたはお子さんの発達にかなり悩んでいて、誰にも相談できない環境にありそうだな。本当は孤独なんだろうな。
被り物をしたり、小ネタを入れたりする意味を、こういう状況の方にいくら説明しても、理解はしてくれないでしょう。
おそらく、この方々は、育児やお子さんの発達で悩み、まだその悩みを乗り越えられていないのだろうと思います。
こういった方に、「それは違います!」などと言っても、火に油です。
この方々も、周りに理解者が増えて、お子さんを受け止められる余裕が出れば、わざわざこんなコメントを書く必要はないですよね。
つまり、これらのコメントの裏には、「誰か助けてほしい」というサインが見え隠れしています。
まあ、本当のことを言うと、アンチの方も動画を観てくれていることには変わりがないので、むしろ視聴時間が伸びてYouTubeさんからは「人気動画だ!」と高評価もらえるので、アンチもウェルカム!なんですけどね😆
また、「アンチが湧き出してこそ、本物のYouTuber」と言われるので、そろそろUUUMさんから声がかかるのか?と思っているところです(かかるわけないやん!!)😊
と、ここまで私の経験も含めて色々とお話してきましたが、「分かってくれない人は、いくら時間を割いても永遠に理解しようとはしてくれない」という現実と、「そういう人とはさっさと縁を切って、理解してくれる人を大切にしよう」ということについて、ご理解いただけたでしょうか?
もちろん、こういう記事を書いていると、この記事にもアンチが湧いて、「こいつ、何様(笑)」とか「療育支援者として偉そうすぎる」とかクソコメントを書かれたりするんですよ。私の真意も知らないくせにね。
お母さん・お父さんの中にも、「社会の中でなかなか理解してもらえない」「否定的な言葉を投げかけられる」といった辛い思いをされている方もおられるかも知れません。
でもそれは、お母さん・お父さんが我が子と一緒に、堂々と社会の中で表現(生活)しているからこそです。
私がYouTubeで発信しなければ、アンチコメントがつくことはありません。
お母さん・お父さんが我が子とずっと家に引きこもっって誰とも交流しなければ、厳しい言葉を聞くこともありません。
でも、そんな心無い人のために、私は自分の発信をやめるつもりはありません。
止めたところで、その人はのうのうとして、またどこかの誰かの動画にクソコメントを書いて、自分のフラストレーションをぶつけるだけです。
お母さん・お父さんも、そんな人にご自身やわが子との大切な時間を奪われる必要はありません。
完全スルーが正解です。
ボールが飛んで来たら、打ち返すのでなく、スッと顔を避けてスルーすればいいのです。
さて、最後に、こういった低レベルな人たちに対して、いつも私が思っている(言っている)言葉を最後にご紹介します。
「周りの人に理解してもらえず、厳しい言葉を投げかけられる」と感じているお母さん・お父さんも一度この言葉を口に出して言ってみてください。
意外とスッキリすると同時に、低レベルの人たちの思考から逃れることができ、お子さんやお母さん・お父さんの周りで見守ってくれている人の存在に改めて気づくことになると思います。
さあ、大きな声で言う準備はできましたか?
では、私の後に続いて言ってくださいね!
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「お前に、私の何が分かるねん!」
さん、はいっ!