
本山ルーム/王子公園ルーム
経験豊富な言語聴覚士として、ゆずスタッフを牽引。ゆずの勉強会での発言も説得力があり、若手セラピストの良いお手本としても活躍。ベテランでありながら謙虚な姿勢に、多くの保護者が信頼を寄せる。言葉に限らず、お子さんの発達で悩んだら、ぜひ相談してみてください。

こんにちは。言語聴覚士の山本愛子です。
本山ルームでよく作っている粘土のスライム。
マシュマロみたいでとってもモチモチしていて触って気持ちがいいです。
今年の人事異動で、本山ルームとの兼務になったことで、このスライムの作り方を知りました。
これいいなぁとTTPし、王子公園ルームでも作って遊びました。
徹底的にパクる、の意味です。【(T)てってい、(T)てきに、(P)パクる】
ゆずでは、スタッフ同士でそれいいなあと思ったものをTTPし自分のものにしていくことが推奨されてます。
真似は学びに繋がる(子どもも同じです)のです。
なので、私は他のスタッフの楽しそうな遊びを見つけると「もらった!」とどんどんパクらさせてもらってます。
そして、我が家で息子とも作ってみました。
- エンジェルクレイ(100均で手に入ります)に水を入れドロドロになるまでこねる。色をつけたい時は水に絵の具や食紅をまぜておきます。
- 重曹スプレー(こちらも100均で手に入ります)をスプレーする。
すると、びよよよよーんと面白いほど伸びるのです。

感触遊びはお子様に大人気。
もちろん療育的な効果もあります。
→粘土のスライムを伸ばす時、力を入れすぎるとちぎれてしまい、力が弱すぎると伸びません。びょーんと伸ばすには力を調整することが必要です。
→引っ張ったりつまんだり丸めたりする中で指先や掌の運動ができます。また、感覚機能の発達を促し、心地よい感覚刺激を得る機会にも繋がります。
→自分が作りたい形を作るにはどうしたらいいか考えたり、できた形を見て「これは⚪︎⚪︎みたい」と想像することもできます。想像したこと、思考したことを言葉にすることで、言葉での表現力も高めることもできます。
触覚過敏のお子様のなかにはどうしても触れない苦手な感覚があります。
以前、ゆずのおっちゃんも「苦手な感覚は慣れることがあっても好きになることはない」とYouTubeで言ってました。
今回ご紹介したスライムもどうしても触れないお子様がいらっしゃるでしょう。
そんな場合は決して無理して触らせないでくださいね。
「楽しい」がわかるとちょっと触ってくれたりします。
少しずつ受け入れられるものが増えるといい。
そんなふうに思うのです。