こんにちは。言語聴覚士の山本愛子です。
気づけば2024年も2週間をすぎました。
皆さま、本年もゆずをよろしくお願いいたします。
新年早々、本山ルームに新しいおもちゃが届きました。
それは、こちら!
みんなで組み立て中。
出来上がったもので早速あそんでみました。
バランスストーンとフープです。
不安定な足場を歩くとき、転けないように体を支える動きをします。
自分の体をどうやって動かせば体を支えることができるかということに繋がります。
運動遊びがお子様の発達に大切なのは、皆さまよくご存知だと思います。
運動面が伸びると体を思い通りに動かすことができるようになります。
物が上手く扱えるようになり、できることが増えていき、生活のしやすさや自己肯定感に繋がっていきます。
もちろん、運動面だけを伸ばすとよいのではなく、認知面や言語面など満遍なく伸ばしていく必要があります。
それぞれの相乗効果でお子様の発達を促すことができるのです。
では、ST(言語聴覚士)としての目線から、運動遊びは言語発達にどんな効果があるのでしょうか?
走ったり追いかけっこをすると、楽しくなり声がたくさんでてきます。
声を出すことの少ないお子様では、自然に声を出す機会が増えます。
自分の出した声で周りの人が笑ってくれると「声って便利な物かも」という気づきから将来の発語につながっていきます。
また追いかけられる相手を意識することで他者への興味につながります。
他者への興味関心から「お友達のやっていることをやってみたい」という真似をする力や「お友達と一緒に遊んでみたい」というコミュニケーションの力にもつながっていきます。
出来た!が積み重なるとその嬉しい気持ちを相手に伝えたくなるでしょう。
もう一回やりたい!という要求もでてくるでしょう。
お口を上手に動かしておしゃべりが上手になるにも、運動遊びは大切な遊びの一つです。
舌は筋肉でできていますし、唇を動かすのも筋肉の動きです。
それらの筋肉は背中や首の筋肉と繋がっています。
なので、体をしっかり動かすことは舌やお口周りの筋肉を動かし上手におしゃべりすることにも繋がってくるのです。
言葉の力を伸ばす上でも、運動遊びはとてもいい遊びなのです。