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【療育のイロハ】ブログ限定「最強の使い分け」もご紹介!個別療育?集団療育?それぞれのメリットと使い分けのコツ

「療育のイロハ」は、これから療育を始めることになった保護者の方に、「療育とはどういったものか」「どんな視点で療育を受けさせるのがよいか」「効果的な療育事業所の選び方」などについて解説しているシリーズです。

今回は、「個別療育」と「集団療育」の2つをどう選ぶか、どう使い分けるかについて、解説しました。

結論から言うと、最も効果が高い使い分けは、「個別療育」+「集団預り療育」または「個別療育」+「保育園や幼稚園」のいずれかです。

そこで、今回のブログでは、「対人スキルを上げたい」といった目標がある場合の療育を選ぶコツについてご紹介します。

 

なお、動画では2つの使い分けについてご紹介しましたが、こちらでは3つ目の方法(最強の方法)もご紹介します。

ぜひ最後までお読みください。それでは早速行ってみましょう!

効果的な使い分け①「個別療育」+「集団預り療育」

個別療育の良さと、集団預り療育の良さをかけ合わせた方法です。

この形を選んでおられる方も多いことでしょう。

個別・集団預り、それぞれに良さがありますので、その両方の良さを享受しようという、いいとこ取りの手法です(笑)。

個別療育の良さ

マンツーマンの個別療育は、対人スキルをこれから学んでいくなどのお子さんに必須の療育手法です。

対人スキルは、大人→年上の子ども→同年代の子ども→年下の子ども→赤ちゃん、の順で難しくなります。

 

大人が一番対人スキルを必要としない理由は、「自分(その子ども)に対して配慮してくれるから」です。

反対に赤ちゃんはが難しいのは、自分の思うように表現し、動くので、予測不可能だからです。

 

そのため、対人スキルを高めていくために、まずは大人とのやり取りの中で、自分から発信する力をつけたり、相手からの発信を受け止めたりすることが必要になります。

集団預り療育の良さ

一方で、集団預り療育の良さは、「対子ども」のスキルを高めることができます(ゆずが行っている小集団療育は、この目的です)。

対大人との間で育ってきた対人スキルを、集団の中でさらに応用していくことができます。

 

ただし、まだ同年代の子どもや年下の子どもとのやり取りに課題がある場合、「自然に慣れるだろう」と集団にすぐに参加させるのではなく、まずは十分お子さんの今の状況を評価してから検討するようにしましょう。

なぜなら、その集団の中で自分を表現することがまだ難しい子どもにとって、集団は気持ちの上で大きな負担になることもあるからです。

特に敏感なお子さんの場合、集団の賑やかさや他の子どもとのやり取りの中で疲労が蓄積し、それが感情コントロールの難しさにつながったり(癇癪など)することもあります。

そういった不安があるお子さんの場合は、個別療育の担当者に「集団への参加しても問題なさそうか」聞いてみると良いでしょう。

効果的な使い分け②「個別療育」+「保育園や幼稚園」

すでに地域の保育園や幼稚園に通っている場合は、今通っている園と個別療育の併用がお勧めです。

対人スキルを個別療育の中で学び、その実践を保育園や幼稚園で行う、という形です。

 

保育園や幼稚園は、地域社会の中の生活の場であるため、学べるスキルもより実践的である、という利点があります。

本来子どもは、地域の中で生まれ、地域の中で育つものなので、地域の園に通うことはどのお子さんにとっても最終目標です。

 

しかし、地域社会の一つであるがゆえに、子どもの特性によってはしんどいと感じる部分があることも事実です。

そのため、地域の園生活での課題を評価し、個別療育の中でそのスキルを高めてあげることが重要になります。

反対に言うと、個別療育に通うからこそ、地域の園での生活がより快適になる、と換言できます。

最強の使い分け「個別療育」+「保育園や幼稚園」+「保育所等訪問支援事業」

実は最強の使い分け(最も効果が高いもの)はこれです。

個別療育の中で学んだスキルを地域の園で実践する、さらに地域の園の先生方のバックアップを療育スタッフが行う(保育所等訪問支援事業)を組み合わせることで、漏れのない最強の発達支援ができます

これができれば、集団預り療育に通う必要性は少なくなります(ゼロではありませんが)。

 

そもそも、療育とは地域社会の中で子どもが伸び伸びと育つことができることを目指すものです(子どものスキルを高めるというのは単なる手段であって、療育の目標ではありません。手段に振り回されないように注意しましょう)。

もし、療育事業所と地域の園がタッグを組むことができれば、定型発達のお子さんと同じように、子どもの生活の場(幼稚園や保育園)で体や言葉、心を育てていくことができるようになります。

保育所等訪問支援事業は、それを実現するための事業で、今後の療育の主役になっていく事業です(誰もが地域社会で受け入れられ、地域で快適に過ごす権利があるからです)。

 

もちろん、最高の使い分けである以上、留意点もあります。

それは、「どのような(内容の)個別療育を受け、どのような形での訪問支援を受けるか」ということです。

具体的には、①お子さんの発達状況に基づいた個別療育を実施すること、②園の先生方との協力関係が作れるような訪問支援を実施すること、の2点です。

「とりあえず、個別療育と保育所等訪問支援事業を受けているから安心」というものではありませんので、注意が必要です。

 

この最も効果的な受け方(実践方法)の詳細については、のべ数万組のお子さんの個別療育と数百回の訪問支援を行ってきた、言語聴覚士西村(ゆずスーパーバイザー)がご説明しますので、ご希望の方は各ルームの児発管を通してお問い合わせください。

お子さんに合った療育先を選ぶことが最も重要

個別療育、集団預り療育は、それぞれにメリット・デメリットがあります。

そのため、まずは「うちの子には、どちらが合っているかな?」と考えた上で、実際の事業所へ見学に行き、相談した上で決定することが大切です。

また、通いはじめてから1ヶ月〜2ヶ月程度様子を見て、「子どもに負担になっているのでは?」と感じることがあれば、別の選択肢に選び直すことも重要です。

人は一度決めたことをなかなか変えられないものです。「気付けば時すでに遅し」とならないように、定期的な振り返りを行ってください。

 

そのために、何よりもまずは、お子さんの日常の中での困りごとについて、保護者の方がしっかりと把握しておくようにしましょう。

ご注意
日常の中での困りごととは、「お子さんが、困っていること」であって、大人から見た「困った行動」ではありませんので、注意してください。困っていることは、必ずしも文字通りの表現にならないこともあります(癇癪・逃避なども困っている表現の一つであることが多いです)。