7000人登録、ありがとう!
YouTubeチャンネル「こども発達LABO.」はお陰様で、登録者数7000人近くとなりました。
いつもチャンネルをご覧いただいている皆様、ありがとうございます。
お陰様で、チャンネルは好評をいただいており、来年の2月には、滋賀県の某市主催の市民向け講座に、こども発達LABO.として動画で講義を行うことになりました(今は詳細のご案内は控えます)。
対面講義は日常的に行っていますが、動画で市民講座をするのは初めての取り組みのため、さすがに緊張します(ですがお約束の例の帽子と例の指し棒は、準備したいと思っています(笑))。
ということで、今後も国内最強の療育専門チャンネルとして、まずは登録者数1万人を目指し、有益な情報を発信していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
と、ご挨拶はこのくらいにして、今回はサブチャンネルから、療育のイロハ番外編として、お送りしたいと思います。
サブチャンネルは、「にしむら夫婦の療育をもっと面白く!」というチャンネル名で、とかくまじめ一辺倒的な療育業界にあって、「もっと子育てを面白がろうぜ!」という主旨で発信しているチャンネルです。
あまり堅苦しい話題にならず、撮影も編集も力を抜いて行いつつ、「療育業界ももっとフザケていこう」ということを提案しています。
で、そういいつつも、今回少々真面目な?「療育のイロハ番外編」的な動画を公開しましたので、ご紹介します。
よくいただくご質問「我が子に合った療育は?」
「発達支援ゆず」や、自費療育サービスの「発達相談室ゆず」、言語聴覚士による「言葉の発達お悩みオンライン相談」などで、必ずいただくご相談が、「我が子に合った療育先を知りたい」です。
我が子が楽しく通いつつ、持っている能力を最大に引き出してやりたい、と思うのが親心。
だから、楽しくかつ効果を引き出せる療育先を探したい、と思うのは素晴らしいことです。
しかし、親御さんは療育のプロではないので、一体どういうことを基準に選べばいいのか分からない、と感じるも当然です。
そこで、「失敗しない療育事業所選びのコツ」をシリーズでお送りしたいと思います。
実は以前にも、メインチャンネルで療育施設の選び方のポイントについての動画をアップしたのですが、この時は療育を始めるにあたっての手順や見学に行くまでのポイントなどについてご紹介しました。
今回のシリーズでは、選び方をより深堀りし、裏話も含めてお送りしていきたいと思っています。
裏事情なども出てくると思いますので、「キレイな側面だけを知りたい」方は、ご視聴されない方がいいかと思います(笑)。
「我が子に合った」よりも「療育先選びに失敗しないこと」が大切
さて、詳細は動画をご覧いただくとして、ここでは我が子に合った療育先探しをするときに押さえておくべきポイントについて、少し解説します。
それは、「我が子に合った事業所を探す」よりも「失敗しない方法を知る」ことが重要だということです。
最適な場所を選ぶ、よりも、最悪を避けるという視点です。
なぜなら、最適な場所というのは、お子さんによってそれぞれ違うため個々に考える必要がありますが、最悪を避ける方法はどの子にも共通しているため、分かりやすいということが理由です。
「怒る、叱る」が横行する療育先は、デメリットだらけ
今回の動画で、ご紹介している「避けるべき事業所」は、「スタッフが大声でどなったり、怒ったり、口で子どもをコントロールしようとしているところ」です。
これは、Aくんであっても、Bちゃんであっても、Cくんであっても、どなたも「避けるべき事業所」です。
なぜ避けるべきかは、このブログをいつもお読みいただいている方はすぐにお分かりのことと思いますが、以下のような理由があるからです。
・怒ることで、子どもをコントロールすることはできる(一見効果的なように見える)が、その鬱憤は成長したときに表面化して、取り返しのつかないことになるから。
・怒るということは、子どもの行動の意味やできない理由をきちんと評価できていない、ということに他ならず、評価ができていないということは効果を引き出す方法も理解できていない、ということにつながるから。
・怒るスタッフ、ガミガミ叱るスタッフが幅をきかせている事業所では、方針や理念が整っていないことが予測され、効果的な療育が行われていないと考えられるから。
・真面目に子どものことを理解しようとしているスタッフとの間で軋轢が起こり、スタッフ間の人間関係の歪が、子どもに伝播してしまうリスクがあるから。
他にもあるかも知れませんが、ざっと思いつく理由を挙げてみました。
こういったリスクは、どの子であっても避けるべきですよね。
保護者の方も正しく理解しよう
こういった療育をなくしていくためには、保護者の方も「療育を正しく理解すること」が必要になります。
なぜなら、保護者の方が「子どもをコントロールすること(大人の言うことに黙って従えることを是とする)」を主目的にしてしまうと、スタッフはその願いに答えようと(効果を出そうと)、「とりあえず厳しく接する」という手段を選択してしまうこともあるからです。
そして、怒ることで子どもをコントロールしている療育スタッフは、一見、子どもをうまく動かす(操る?)ことができている(ように見える)ため、「支援が上手いスタッフ」と言われてしまうことがあります。
そうすると、「これでいいんだ」と思ってしまって、ループに入っていきます。
そうやって、怒る、叱る療育が完成します。
こういったことを言うと、「学校に入ったら、もっと厳しい現実がある」と仰る療育関係者もいますが、それは間違っています。
確かに小学校は幼児のようにはいかないです。
理解が深い先生(学校)もいますが、「みんなと一緒にできない=協調性がない」という先生(学校)も結構います。
だったら、なぜそういった先生に味方になってもらうための努力はしないのでしょうか?
まず、取り組むべきことは、子どもの理解者を増やすことではないでしょうか?
その努力もしないで、「学校にいったら、そんなわけにはいかない」とバッサリ斬って捨てるのは、学校のせいにしているだけではないでしょうか?
私の経験上、学校の先生を味方にすれば最強です。
理解ある先生に担任してもらったことで、その子の持っている以上の能力を引き出してもらったという事例をたくさん見てきました。
だから、学校は厳しい、現実は厳しい、と言っておしまいにするのではなく、「この子の特性を理解してあげてください」「この子のやる気の問題ではないのです」「この子なりに、参加しようとしているところを知ってあげてください」と働きかけることを、まずするべきです。
私は、学校や地域社会のせいにして話を終わりにしてしまうのは、療育スタッフの単なる怠慢でしかないと思います。
「今を楽しく」は療育の基本です
少し本題から離れましたが、要は「叱りつけることで子どもをコントロールしようとする」こと自体に意味はなく、加えて将来に大きな問題になるリスクがあるので、そういった事業所は避けましょう、ということをお伝えしたいのです。
また、別の記事で書きますが、療育や子育てにおいては「将来のために、今我慢する」という考え方ではなく、「今がどれだけ楽しいか」「今日をどう楽しく過ごすか」と考えることが大切です。
今我慢して、その鬱憤が将来爆発したら、今も将来も我慢することになるだけです。
今我慢したら、将来は今より好転していると言い切れますか?
でも、今日が楽しいと、明日も楽しいと思えませんか?
明日が楽しいと、きっと明後日も楽しいはず、と思えませんか?
そうやって、毎日の「楽しい」を積み重ねていけば、遠い未来も「きっと楽しい」はずです。
だから、怒る、叱る療育は避けるべきなのです。
ゆずは「叱らない療育」「自由な療育」「強制しない療育」などと言われますが、実はそうではありません。
ゆずは「今を楽しむ療育」「将来好転するためのエッセンスを(子どもに気付かれないように)入れておく療育」を実践しているのです。
そして、「子どもが『生きるって楽しい』と感じる療育」「子育てが楽しくなる療育」を最終目標としています。
だから私は、感情に任せて叱る療育や強制させるために怒る療育は、大嫌いです。
我が子の最適な療育は?と悩まれたらゆずのスタッフに聞いてください
「それはよく分かった。じゃあ、我が子にとって最適な療育は?」と新たに疑問が湧いてきた時には、ゆずのスタッフにどんどん聞いてください。
みんなで一所懸命考えます。
毎日が楽しくなる方法と一緒に。
もちろん、私(ゆずのおっちゃん)に聞いてみたい、ということならご指名ください。指名料は、ご利用者様の場合はかかりません(笑)。
ゆずをご利用でない方は、1時間あたり5万円申し受けます(笑)。嘘ですよ(笑)。
申し訳ありませんが、ご利用者様以外の方は、ご対応できかねますので何卒ご容赦のほどを。
あ、そんなご要望、ないかな?(爆)