新型コロナは、児童発達支援事業所にもその影を落としています。
現在、児童発達支援事業所を管轄している神戸市からは「感染予防の観点から、通所を控えたお子さんと保護者の方に対しては、電話などの手段でお子さんの様子を確認したり、保護者の方のご相談に応じること」という通達が出ています。
それに伴って、発達支援ゆずでは、昨日より、感染予防の観点からご利用を控えられたお子さんと保護者の方に対して、スタッフがオンラインで様子を伺ったり、(可能なお子さんの場合)レッスンを行う支援サービスをはじめました。
上の写真は、ゆず言語聴覚士がオンラインでお子さんとやり取りをしている様子です。
オンライン相談自体は、自費サービス(こども発達LABO.)の方ですでにサービスを始めていたこともあるので、そのノウハウを発達支援ゆずに応用した形です。
オンラインサービスは、今後可能性を秘めたサービスの一つなのですが、いくつかクリアしなければならない問題があります。
保護者の方への聞き取りやご相談にお乗りすることは、比較的実施しやすいのですが、お子さんへのレッスンをどのように展開するか、というところが今後の課題です。
特にゆずで実施しているNCプログラムをどのように実践に落とし込んでいくのか、というところはかなり考察を重ねないといけないです。
ただし、療育支援というものは、何もお子さんだけに行われるものではありません。
保護者の方への支援も療育においては、重要な役割を占めます。
ゆずでは、保護者とお子さんへの支援に割合を「7:3」と定義しています。
その理由は、「保護者が変われば、子どもは変わる」からです。
お家での工夫や声掛けのコツを保護者の方に知っていただくことは、お子さんへの支援以上に大事なものなのです(保育所などへの支援が重要なのも、同じです)。
そのため、オンラインでの保護者フォローは、今現在、重要な役割を担う役割があると言えます。
今後も、オンラインでの支援の可能性について、実践の中で確立し、「ゆず式オンライン支援」を形作って行きたいと思います。
なお、発達支援ゆずをご利用されていない方で、言語聴覚士などによるオンライン相談(可能であればレッスン)を受けてみたい方は、自費サービスとして受けていただくことができますので、「こども発達LABO.」のサイトへお立ち寄りください。