【採用情報】最新情報を更新しました【2024年11月15日】

「現在の空き枠状況のご案内」と「ゆずが療育事業所の複数利用をお勧めしない理由」

現在(2020/11/27)の空き枠

・月~金のすべての枠で、固定枠の空きはございません。
・固定枠待機の方:20名様
※ただし、欠席が出た場合やその他ご利用を終了される方があった場合に「スポット(単発)」でご利用いただくことは可能です。

ゆずでは、最も効果的な療育頻度として「週に2回のご来所」をお勧めしていますが、現在定員枠に空きがないため、できるだけ多くの方にご利用いただけるよう週1回でのご利用の方もお受けしています。

現在のご利用者は、概ね70名程度おられますが、それ以外に定期的な通所(固定枠)で待機されている方が20名程度おられます。

待機の方につきましては、空き枠が出て時点で、順次固定枠に入っていただくよう調整させていただいています。

また、固定枠の方がご都合や病気などでご欠席された場合、「スポット利用」として単発利用いただく形で対応させていただいています。

単発利用は、本来の療育においては十分効果的なものであるとは言えませんが、「お子さんの評価を実施」したり、「セラピスト等からお家での取り組み方法のアドバイス」をしたりと、単発利用でもできるだけ効果を引き出せるような体制をとっています。

来年度の利用をご検討中の方と、初めて療育を受けられる方へ

来年度のご利用をお考えの方

今年度末で年長さんが終了となるため一定数の空き枠が出ますが、現在待機(ご契約)されている方から順に固定枠を確保させていただきますので、確実にご利用をお約束することはできかねますこと、ご了承ください。

療育を初めて受けられる方
できるだけ療育の不安軽減を図り、安心して子育てを行っていただくために、初回見学時に言語聴覚士による簡単な評価を実施し、日常におけるアドバイスを行っています。ご見学時に、スポット利用を含めたご利用方法をご検討ください(詳細な発達検査はご利用開始後となります)。

なお、スポット枠をご利用いただくには、通常のご利用と同じくゆずとのご契約が必要となります。

また、ゆずのセラピスト(作業療法士・言語聴覚士・理学療法士)が保育園等に伺う「保育所等訪問支援事業」をご利用いただいている方も、(来年度の固定枠待機の方と同様に)空き枠が出た時点で、優先して固定枠をお取りさせていただきます(保育所等訪問支援事業のみのご利用でも可)。

複数の療育施設の並行利用をお考えの方へ(そのデメリットについて)

私たち療育事業者は、公的療育機関とは役割が違うものの、神戸市から認可を受けた事業所であるため「多くの市民の方が安心して通える療育体制づくり」を行っていく義務があります。

公的療育機関は、規模として拡大できない(予算がつかない)、人員確保が難しい(予算がつかない)等の理由から、利用待機者がゼロになることは、今後もありません。

そのため、お子さんにとって必要な療育を必要な場所で、必要な分だけ受けていただけるようにすることが、私達事業者に与えられた使命です。

複数施設をご利用いただくことは、制度的に何の問題もありませんが、待機等により十分療育が受けられない方もおられることから、ゆずでは多くの療育事業所を並行して受けることは推奨しておりません。

 

また、多くの療育事業所を並行して受けることは、保護者の方とお子さんにとって、次のようなデメリットがあります。

  1. 療育事業所によって理念や目標とすることが違うため、プログラムや助言も変わることがあり、保護者の方やお子さんが混乱してしまう。
  2. お子さんに成長が見られた時「療育プログラムによる効果」の判定が行いにくい、「自然な発達か、療育プログラムによる効果か」の判定も行いにくい。
  3. そもそも療育は「何をするか」「どんな取り組みが、どのような効果をもたらせたか」を確認していくことが大切で、ただ色々通ったからいいというものではない。

このような3つの観点から、ゆずでは多くの事業所の並行利用は効果的と考えていません。

複数利用としてゆずをご利用いただくことをご検討中の方は、どうぞ主旨をご理解いただきますようお願いいたします。

神戸市における療育の底上げが、一人ひとりのお子さんにプラス効果をもたらせる

これからもゆずでは、社会的使命の観点から、できるだけ多くの市民の方が安心して療育を受けられるような体制作りを行っていきたいと考えています(そのために私(管理者:西村猛)は公的療育機関を辞めました)。

そして、神戸市における療育体制をより良いものにしていくことが、一人ひとりのお子さんにとっても良い効果を生み出すと信じています。

例えば、「保育所等訪問支援事業」が活性化し、療育事業者と園や学校の先生との良好な関係性が構築できれば、お子さんを安心して園や学校に通わせることができます。

園や学校が今以上に協力いただければ、発達特性について多くの方に理解してもらえ、多くの方がお子さんの味方になってくれるでしょう。

こういった社会を作っていくことも、療育事業所の大切な役割です。

 

療育は、療育の世界だけで完結していては不十分です。

「どんな子どもでも地域社会の中で尊重され、受け入れられ、楽しく過ごす」ために療育はあるのです。

今後もゆずは、他にない「新しい療育」をご提案していきますので、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします。