「幼児期の間に我が子の特性を知り、社会の中で少しでも楽しく暮らしていくための方法を知っていただくこと」は個別の親子療育の中でしかできないと思います。その中で、子どもを正しく評価すること、環境を整えてあげること、苦手の底上げと得意なことをより伸ばしてあげること、が大切だと思います。
— 西村 猛@日本で一番、保育士さんを応援する理学療法士 (@seinosuke2013) April 14, 2019
幼児期の療育って、とても大事だよね
幼児期は、これからの人生の基礎を作る時期。
だから、療育においても、どのような幼児期を過ごしたか、によって子どもの人生が変わることもあり得ます。
その中で、幼児期の療育で押さえておくべきポイントがあります。
それは、「子どもを正しく評価すること」です。
とにかく評価というものはとても重要。
なぜなら、個別療育の中で子どもに合ったプログラムを組んでいくことが大切→その大前提として子どもの特性を理解しておくことが重要、だからです。
武道が「礼に始まり礼に終わる」というのと同じで、療育では「評価に始まり評価に終わる」というのが王道。
子どもが伸びる環境をどう設定することができるかも重要
加えて、環境設定がとても大事。
なぜなら、発達特性のある子どもの場合、「子ども自身を変えなくても、環境を変えることで、落ち着くとか安定する」ことが多々あるからです。
「環境設定=子どもが落ち着いて活動できる場面設定」っていうこと。
そういった環境が整えられたら、それまで見えなかったその子の得意とすることが、表面化してくることも期待できるというわけです。
だから「子ども自身をどうにかしよう」ではなく、「子どもがのびのびとできる状況を作ってあげよう」という視点でいることが大切です。
やっぱり幼児期の療育は、親子同室が原則
子どもの評価内容(結果)や、今後の生活での手立てや工夫、環境設定などを保護者の方にもしっかりと学んでいただく必要があるので、幼児期の療育は親子同室が原則がいいですね。
預かりなどで利用する場合でも、しっかりとフィードバックをもらい、生活の中で役立てることができそうなことはないか、といったポイントを忘れずに利用することが大事です。
幼児期は親子の愛着関係を構築するためにも大切な時期です。
「親子でしっかりと学ぶ」を実践することができれば、小学校以降にその効果を体感できることにつながります。