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ビーチサンダル飛ばしをするけど、絵は靴飛ばしのものしか用意できない。。。
じゃあ、絵をビーチサンダルに変えてしまおう!
視覚支援を丁寧にすると、こういう形になる、ということですね。
あと、ゆずでプログラムを立案する際に、スタッフが必ずしていることが「ビーチサンダル飛ばしで、どこがどう発達するのか」という遊びの理由を考えるということです。
それも、足の力が強くなる!といった単純な理由ではなく、もっと深く思考します。
例えば、「片足立ちバランスをするよりも、(飛ばす方の足をダイナミックに動かすので)より動的な(動きを伴った)不安定な状況を作ることで、支えている方の足の筋肉をうまくコントロールすることにつながる。それが、砂場や砂利道などの不安定な場所を歩いている時に、転ばずに歩くことにつながる」といった感じです。
遊びを考える際には、この「遊びの目的と効果」をセットで検討しています。
こういった考察は、保育士さんも行います。
これが医学的の根拠のある療育ということになるのですが、そういう視点で見ていただくと、「保育士さんでも医学的根拠を持った遊びを構築できる」ということになります。
そうなると、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が療育にはさほど必要ない、ということになってきますので、セラピストの方は危機感を持ってセラピストにしかできないことを模索する必要がありそうです(ゆずのセラピストには「専門バカになってはいけない!」ということをいつも言っています)。
そんなこともあって、ゆずではセラピストが前面に出ないようにしています。
セラピストは保育士さんをバックアップする立場(黒子)です(その方が難しく、高いスキルが求められるのですが)。
これが、セラピストに依存しなくても、効果のある療育を実践するコツです。