078-413-5828
【弊社求人情報】保育所等訪問支援員(ST/OT/心理)

【療育のイロハ】地域社会の中で、お子さんが伸び伸びと育つために必要なこと(我が子の味方を増やすこと・外野のノイズは気にしないこと、他2つ)

まずは、今回のテーマのお話の前に、動画についての下記の解説をお読みください。

このお話が、後半の「お子さんが伸び伸び育つために必要なこと」の主題につながってきます。

保育園の巡回相談などに伺うと、「真っ直ぐに椅子に座れない子がいるんです」「すぐに床に『疲れたー』と言って、寝転んでしまうんです」というお悩みを保育担任の先生方からよく伺います。

この理由は色々考えられますが、最も確率が高いのは「低緊張からくる疲労」です。

詳細は、動画をご覧いただくと分かると思いますが、要は低緊張のお子さんは、疲れやすいという特徴があることから、負のループがぐるぐる回っている、ということです。

疲れやすい▶体を起こした姿勢がしんどい▶すぐに寝転んだり、崩れた姿勢で座る▶体幹筋が働かない▶筋力・持久力が育たない▶疲れやすい▶はじめに戻る

というループに陥ってしまいがちです。

ここで注意が必要なのは、「そうか!筋力が育たないなら、運動をもっとさせればいいんだな!」と思ってしまうことです。

筋力や持久力が弱い中で、運動量をがむしゃらに増やすとどうなるでしょうか?

そうです。

疲労が蓄積する、痛みが出る、運動嫌いになる、ストレスが増える

など、いいことがないのです。

筋力が弱い▶運動すればいい

で解決しないのが、低緊張のお子さんの特徴です。

 

ではどうすればいいのでしょうか?

答えは簡単です。

  1. 今の筋力や持久力がどの程度あるか評価を行う
  2. 活動の中で(運動ではありません)筋力・持久力を高めることを行う
  3. 頻回に休息を取らせてあげる

です。

活動は、そのお子さんが好きなことであれば長く続けられるので、お子さんの好きなこと・モノを見極めた上で実施してあげると最も効果が高いでしょう。

また休息はどの程度取らせるといい?と思われると思いますが、これは「お子さんが、また自ら戻ってくるまで」を一つの指標にすればよいでしょう。

「まだ寝転んでいる」という状態は、「まだ休息中」というサインです。

大人の都合で、「もういいでしょ?」と言っても、お子さんはまだチャージ中ということがよくあるので、そこは大人が配慮してあげる必要があります。

 

「でも学校に行ったら、そういうわけにはいかないし・・・」と思った方。

だから、お子さんを学校のやり方に合わせさせるのですか?学校の先生は、「低緊張」についてご存知ないかも知れないですよね?

でももし担任の先生が低緊張について知ってくださり、またそれを踏まえた上で、休息を上手く取らせながらお子さんに接してくれたらどうでしょう?

お子さんは、きっと学校が楽しくなると思いませんか?

 

それなら、まずするべきことは「学校はそういうものだから、頑張りなさい!」とわが子に発破をかけることではなく、「学校の先生に我が子の特性を知ってもらい、我が子に合った対応ができないか相談すること」ではないでしょうか?

もし、担任の先生や校長先生などの管理職の方が理解してくれたら、どれだけ親として気持ちが楽になるでしょう。

反対に、我が子の特性をひとつも理解してくれない、「どうして皆と同じことができないの!」と叱られる、そんな学校生活、お子さんは楽しいと思いますか?

それでも、叱ってでも「学校に行きなさい!」と言えますか?(言える方もおられるかも知れませんが、私なら「そんなつまらない学校なら行かなくていい」と学校に行かなくても生きていける術を一緒に考えます。というか、実際に日常ではそのような発言ばかりで、毎日子どもから疎ましがられています😅家では毒吐きまくりです😁)。

閑話休題

私のような意見は極端な話だとしても、やはり「周りの人を味方につける」ことこそが、幼児期(小学校入学後も)において最も大切なことです。療育に通うよりも大切です。

もしかしたら「理解者なんていない」と嘆いておられる方もおられるかも知れませんが、それは違います。

それは、理解してくれない人の声に耳を傾けているからです。

 

というか、100人に理解してもらう必要があるでしょうか?

理解者なんて、自分の周りに数人いれば、それで十分ではないでしょうか?

もっと極論を言えば、「たった一人でも、我が子を大切に考えてくれる大人」がいれば、それだけで救われることがあるのではないでしょうか。

 

私の例で言いますと、YouTubeで自由に発信していると、必ずアンチコメントが書き込まれます。

「○○だと断言しているが、そうとは言えないこともある」

「そんな甘っちょろい。子どもを甘やかせてはいけない」

「発達特性のある子を尊重して、定型発達の子どもに我慢させろというのか!」

「つまらない」

「何を偉そうに。お前どこの誰やねん」

など、それはそれは凄いですよ。

ちなみに、上に上げた事例のうち、「何を偉そうに。お前どこの誰やねん」と書いたのは、「西宮市内にある子どもを厳しく躾ける方針の療育事業所」のアカウントでした(バレていますよ😁)。

事業所名も書きましょうか?ホームページのリンクを貼っておきましょうか?😁

「お前どこの誰やねん」って、いつも名乗ってますやん。「ゆずのおっちゃんです」(爆)

大丈夫か?西宮市!

 

私の例、お伝えしたいこと、お分かりいただけましたか?

何をどう表現しても、必ずアンチはいますし、理解してくれない人は、こちらが何を言っても理解してくれません

でもその反面、「参考になりました!」「いつも楽しく拝見しています」「目からウロコでした」「気持ちが軽くなりました!」といったコメントをくださる方も大勢います(9.5:0.5くらいの割合です)。

 

それと同じで、私が保育所巡回を行っていても、多くの先生は「この子が楽しめるように、どうにかしてあげたい」と考えてくれています。学校になるとその割合は減りますけどね(ここが学校の闇です😅)。

今回の動画も、この動画を見て「ああ、そうなんだ!○○くんは、すぐに寝転んでいたけど、これって疲れているから休息していたんだ」と思っていただける方が増えてほしいと思ったからこそ「療育支援者の学校」というチャンネルで支援者向けに解説したのです。

 

この動画の影響力云々ではなく、それとは関係なく、理解してくれる人は必ずいます

その人を大切にしてください。外野のノイズは、掃いて捨てておけばいいです。

あとは親御さんや私たちがするべきことは、地域社会の中で「お子さんの特性を正しく理解してもらい、お子さんの味方になってくれる人を増やす」ことです。

 

そのためにできることは、親御さんは「子どもの困りごとを正しく理解してあげること」、私たちができることは、「地域の中でのお子さんの理解者を増やすお手伝いをすること」です。

「子どもの困りごとを正しく理解してあげること」は、ゆずの個別療育の中で、自然に学んでいただけると思います(そのための親子通所です)。

「地域の中でのお子さんの理解者を増やすお手伝いをすること」については、保育所等訪問支援事業をご利用ください

訪問支援では言語聴覚士や作業療法士といった国家資格を持った発達支援のプロ(この道数十年のベテランばかりです)が、園や学校の先生と連携を取りながら「お子さんが毎日楽しく通いたくなる」場所になるようなお手伝いをします。

 

最後にまとめます。

地域社会の中で、お子さんが伸び伸びと育つために大切なことは、以下の4つに集約できます。

  1. 我が子の特性を知ってもらい、理解者(我が子の味方)を増やすこと
  2. アンチの人は必ずいると割り切り、外野のノイズは気にしないこと
  3. 親御さんが我が子の特性を個別療育の中で学んでいくこと
  4. 訪問支援事業を活用して、地域社会全体でお子さんを見守っていくこと

アンチに振り回される人生ではなく、味方がいる喜びを実感できる人生を、親子ともに歩んでいきましょう。

私たちは、どんな時でも味方でいます。