前回は、自閉症スペクトラム児の避難所における課題と対処方法を書きましたが、今回は「多動児」についてです。
「事前準備をすることの大切さ」は、有事の時にこそ実感します。
こういったことは、療育を考えるときにも同じことが言えると思います。
例えば、幼児期に効果的な療育を受けることで、小学校高学年以降になって、その効果を実感できることが多くあります。
反対に、幼児期に「療育に通っているから安心」と思い、内容や取り組みを確認しないまま過ごしてしまうと、その問題は後に表面化してきます。
そうならないためにも、我が子に必要なことは何なのか、何を今するべきなのか、療育には保護者として何を求めるのか、といったことを思考し、実践することが大切です。
また、療育事業所から、現状や今後の課題、日常生活上の工夫などをしっかり学びとることが大切です。
幼児期は、人生の幹を作る大切な時期ですので、できるだけ太い幹を作ってあげたいものですね。
今回の記事も、単に避難所生活のことだけとしてではなく、事前に考え手立てをしておくことの大切さを考えながらお読みいただければ嬉しいです。
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