
こんにちは。本山ルーム・言語聴覚士のたかはしです。
私たちの毎日は、お子さまたちの笑顔と汗、そして「遊び」とともにあります。
私自身も、誰よりも大きな声で、誰よりも大きな汗をかきながら、日々お子さまたちと向き合っています。
さて、今日はちょっと視点を変えて、「靴下」から始まる小話を。
毎日履く靴下に、私が求めるもの
ゆずに通ってくださっているお子さまたち、みんな本当に可愛い靴下を履いています。
小さな靴下って、それだけで可愛いんですよね。つい目がいってしまいます。
一方で私はというと…10年以上、無印良品の黒い5本指ソックス一筋。いろんなメーカーの可愛い靴下にも浮気しましたが、最終的にはこの靴下に戻ってきます。

「履き心地? 耐久性? デザイン?」
正直、どこがそんなに気に入ってるのか自分でも説明できないのですが、ひとことで言うなら「ちょうどいい」んです。

そして最近、スリーコインズで新たな「ちょうどいい」に出会いました。5本指で、指先がカットされていて、しかも滑り止め付き!
体幹がふらつきがちなアラフィフの私にはまさに神ソックス。ダンスにもぴったり。
「ちょうどよかった」と言える力
実はこの「ちょうどいい」という言葉、今年4月の入職時研修のときに、ゆず代表の西村(通称:ゆずのおっちゃん)が紹介していた言葉でもあるんです。
「何か上手く行かなかったときに『(むしろその方が)ちょうどよかった!』とあえて言ってみることで、自分を許すことができるんです。
子どもたちがもし失敗しても、『ちょうどよかった。なぜならね…』と、肯定してあげましょう。」
そう考えてみると、実際私も日常の中でよく使っていました。
- 娘が学校のテストで低い点数だった
→ まだ習得できていないところが明らかになって「ちょうどよかった!」
…ドンマイ🤗 - まだ衣替えしていない
→押し入れの整理もしたかったし、これからやるのに「ちょうどよかった!」
…いつやろか😝 - 靴下に穴が空いてるー!
→裁縫は得意じゃないけど、裏側だし誰にも見られないから「ちょうどよかった!」繕ってみよう
…ホンマにやるのか🤣
「ちょうどよかった」で、「失敗」や「後回し」も前向きに捉えられます。
完璧じゃなくていい、むしろ不完全さの中にこそ、学びや気づきがあるんですよね。
子育てにも「ちょうどよかった」を。
子どもたちも、日々の中でたくさんの「できない」や「失敗」に出会います。
うまく話せない、じっと座っていられない、順番を待つのが難しい……そんな場面は、どのお子さんにも日常的にあるものです。
でも、そうしたときに大人が「どうしてできないの?」ではなく、「ちょうどよかったね。ここで気づけたから。」と声をかけてあげられたら、そのひと言が、子どもにとって安心の土台になります。
たとえば、
- 絵本を最後まで聞けなかった
→「今はこれくらいが“ちょうどよかった”んだね」 - 片づけができなかった
→「一緒にやる練習ができる“ちょうどいい”タイミングだったね」 - お友だちの順番を抜かしてしまった
→「“順番”のことを一緒に考える“ちょうどいい”機会だったね」
そんなふうに声をかけることで、子どもは「失敗しても大丈夫なんだ」と思えます。
その安心感こそが、「次はやってみよう」という前向きな気持ちに変わっていくのです。
「失敗しても大丈夫」「ここからまたやっていける」
そう思える環境は、子どもの自己肯定感を育てるうえで何よりの土台になります。
できることよりも、できなかったときにどう受け止められるか。
そこに、子どもの未来を広げるヒントが詰まっているのかもしれません。
最後にひとこと
今日も私は、いつもの黒い無印ソックスを履いています。きっと明日も。
皆さんは今日はどんな靴下を履いていますか?
その靴下、あなたにとっての「ちょうどいい」かもしれませんね😊