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「教える」より「引き出す」―子どもの力を信じる、ゆずの支援スタイル

子どもに「これを教えてあげたい」「こうできるようになってほしい」と思うのは、支援者として自然な気持ちです。
けれど、私たち「発達支援ゆず」では、何かを“教える”よりも、子ども自身が“やってみよう”と思える関わりを大切にしています。

たとえば、椅子に座っていられない子どもがいたとき、単に「座ろうね」と声をかけるのではなく、「なぜ今、座れないのか?」という背景に目を向けます。

安心できていないのかもしれない。やり方が分からないのかもしれない。

子どもの行動には、いつも理由があります。

ゆずの支援では、そうした背景をふまえて、子どもが自ら動きたくなるような環境や関わり方を工夫することを重視しています。

選べるようにしたり、小さな成功を積み重ねたり。そうした仕掛けを通じて、子どもが「やってみたい」と思える瞬間をつくっていきます。


そして、そうした関わりを続けていく中で、最初は「教えなければ」と思っていたスタッフも、ゆずで働く中で自然と、「適切にサポートすれば、子どもは自ら考え、自ら動いてくれる」ということを実感していきます。

そうした経験を重ねることで、支援者自身も気持ちが楽になり、子どもの可能性を信じることこそが、最大の効果を引き出すのだと感じられるようになるのです。


私たちの役割は、「できた!」という結果を導き出すことではなく、その瞬間を子ども自身の力で迎えられるよう、そっと支えることです。

その関わりの中で、子どもだけでなく、支援者自身も学び、成長していくことができます。

支援者が子どもから「教えられる」ことも、日々たくさんあるのです。