小学校で困らないために。発達支援ゆずが年少からの就学準備にこだわる理由

こんにちは。ゆず代表の西村猛です。

小学校入学が近づく年長の時期になると、「就学準備」という言葉を耳にする機会が増えます。

名前を書く練習や、ひらがなの読み書き、椅子に座る練習などを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

もちろん、それらも大切です。

しかし、私たち発達支援ゆずが就学準備に力を入れるようになった理由は、少し別のところにあります。


私たちは、児童発達支援だけでなく、小中学生を対象とした個別学習塾「寺子屋ゆず」も運営しています。

寺子屋ゆずでは、学習につまずいているお子さんや、学校生活の中で困りごとを抱えているお子さんと日々向き合っています。

計算につまずく子。

授業中に集中することが難しい子。

漢字を書くことに苦手さを感じている子。


そうしたお子さんたちと関わる中で、私たちが気づいたことがあります。

それは、小学校で見えている困りごとの多くは、入学してから突然始まるものではないということです。


だからこそ私たちは、小学校で必要になる力から逆算して、年少の頃からの育ちを大切にしたいと考えるようになりました。

今回は、発達支援ゆずが年少からの就学準備を大切にしている理由についてお話ししたいと思います。

就学準備というと、何を思い浮かべますか?

就学準備というと、

  • 名前を書く
  • ひらがなを読む
  • 数字を理解する
  • 椅子に座って話を聞く

といったことをイメージされる方が多いかもしれません。

どれも小学校生活に必要な力です。


しかし私たちは、就学準備をもう少し広い視点で捉えています。

授業を聞くためには身体を支える力が必要です。

友達と関わるためにはコミュニケーションの力が必要です。

学習に取り組むためには、言葉や数の理解だけでなく、考える力や聞いて覚える力も必要になります。


つまり、就学準備とは年長になってから始める特別な練習ではなく、幼児期から少しずつ積み重ねていく育ちそのものなのです。

寺子屋ゆずで見えてきた学習のつまずき

寺子屋ゆずでは、小中学生の学習支援を行っています。

そこで私たちが感じているのは、学習の困りごとは「勉強だけの問題」ではないということです。


例えば、繰り上がりや繰り下がりの計算が苦手なお子さん。

一見すると算数の問題に見えますが、数のまとまりの理解や、一度に複数の情報を処理する力が関係していることがあります。


また、授業中に立ち歩いてしまうお子さん。

周囲からは「落ち着きがない」と見られることもありますが、実際には姿勢を保つことの難しさや感覚面の特性が影響していることもあります。


さらに、漢字を書くことを苦手とするお子さん。

単なる練習不足ではなく、手先の操作や視覚認知、身体の使い方が関係していることも少なくありません。


私たちはこうしたケースを数多く見てきました。

その中で、小学校で見えている困りごとの多くは結果であり、その背景には幼児期から積み重なってきた発達の課題や特性が関係していることに気づきました。

私たちは「逆算して」就学準備を考えています

私たちが目指しているのは、小学校入学そのものではありません。

その先にある学校生活です。

小学校では、

  • 先生の話を聞く
  • 友達と関わる
  • 授業に参加する
  • 新しいことを学ぶ

といった経験が毎日積み重なります。


だから私たちは、「小学校でどんな力が必要になるだろう」という視点から逆算して幼児期の支援を考えています。

小学校での学習や生活を支えるために、今どんな力を育てていくことが大切なのか。

それが、ゆずの考える就学準備です。

年少・年中は土台づくり、年長は具体的な就学準備

ゆずでは、年少・年中の時期を「土台づくりの時期」と考えています。

この時期に大切なのは、

  • 身体を使って遊ぶこと
  • 人とのやり取りを楽しむこと
  • 言葉を増やすこと
  • 自分で考えたり試したりすること

です。


一見すると勉強とは関係ないように見えるかもしれません。

しかし、こうした経験の積み重ねが、後の学習や学校生活を支える力になっていきます。


そのため発達支援ゆず本山ルームでは、遊びやコミュニケーション、身体づくりなどを通して、就学につながる土台づくりを大切にしています。


そして年長になると、学校生活を見据えたより具体的な準備が必要になります。

  • 書字
  • 手先の操作
  • 言葉の理解と表現
  • 集団生活
  • 就学相談

などです。


ただし私たちは、やみくもに練習を増やすことを目的にはしていません。

大切なのは、まずお子さんがどこで困っているのかを整理することです。

書字が苦手なお子さんでも、その背景は一人ひとり異なります。

姿勢や身体の使い方なのか。

手先の操作なのか。

言葉や認知の課題なのか。

原因によって必要な支援は変わります。

だからこそ私たちは、まず見立てを大切にしています。


発達支援ゆず本山駅前ルームでは、作業療法士や言語聴覚士による評価を通して、お子さんの得意なことや苦手なことを整理し、就学までに今取り組むべきことを一緒に考えていきます。


この記事を読んでくださっている年長のお子さんの保護者の方の中には、「もっと早く始めればよかったのかな」と感じられた方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、決してそんなことはありません。

年長だからもう遅いということではなく、今のお子さんの状態を整理し、就学までに必要な準備を進めていくことにも大きな意味があります。

私たちが目指しているのは「小学校で困らないこと」

私たちが就学準備に力を入れているのは、ひらがなが書けるようになるためだけではありません。

小学校で学び、友達と関わり、自分らしく過ごしていくためです。


寺子屋ゆずで小学生の学習支援を行う中で、私たちは多くのつまずきを見てきました。

だからこそ、困りごとが大きくなってから対応するのではなく、その土台を幼児期から育てていきたいと考えています。


年少・年中のお子さんには本山ルームを中心に土台づくりを

年長のお子さんには本山駅前ルームで評価と具体的な就学準備を

それぞれの時期に合わせた支援を行っています。


就学準備とは、入学前だけの特別な取り組みではありません。

年少からの遊び・年中での経験・年長での具体的な準備。

その一つひとつがつながりながら、小学校での学びや生活へと続いていきます。


私たちは、年少から年長まで一貫して、お子さんの就学準備をサポートしていきたいと考えています。


小学校につながる力を、年少から。

それが、私たち発達支援ゆずの考える就学準備です。

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