
こんにちは、ゆずのおっちゃんです。
春といえば、新生活のスタート。大人も疲れやすい季節ですが、実は子どもたちも同じように、いや、それ以上にがんばっているんです。
でもその「がんばり」は、声に出してはなかなか伝えてくれません。だからこそ、親として“ちょっとしたサイン”に気づいてあげることが、とても大切です。
今回は、春に疲れをためやすい子どもたちの「春バテサイン」と、家庭でできる関わり方のヒントをお届けします。
子どもも春に疲れる?その理由とは
春は、環境が大きく変わる季節。
- クラス替え
- 新しい先生
- 新しい園や教室
- 新しい友だち
大人なら「まあ、そういうもんか」と割り切れることでも、子どもにとっては未知の世界であり、大きなストレスになります。
特に、発達に特性のあるお子さんは「先が見えない状況」や「慣れるまでの時間」が、よりしんどく感じられます。
春バテしてるかも?見逃しやすい子どものサイン
子どもは、「しんどい」「疲れた」と言葉で伝えるのが難しいものです。
でも、行動の変化として、そのサインを出していることがあります。
「なんだか最近ちょっと様子がちがうな…」と思ったら、ぜひこんな変化がないかチェックしてみてください。
❶ よく転ぶ・動きがぎこちない
普段は元気に動ける子が「最近よく転ぶな…」と感じたら、それは無意識の緊張や疲労のサインかもしれません。
体に余分な力が入っていたり、感覚の過敏さでバランスが取りづらくなっていたりすることもあります。
❷ 朝の支度がグズグズする・遅くなる
「早く着替えて!」が何度も続く朝…。
それは“行きたくない気持ち”の現れかもしれません。疲れがたまると、やる気のエンジンがかかりづらくなるものです。
❸ 好きだった遊びをやりたがらない
大好きだったブロックやおままごとに、最近あまり手が伸びない…。
気持ちに余裕がなくなってきている証拠かもしれません。疲れていると、「楽しい」ことすら楽しめなくなります。
❹ かんしゃくやこだわりが強くなった
感情のコントロールがうまくいかないのは、ストレスや不安のサインです。
「これじゃないとダメ!」が増えたり、些細なことで泣き出したりする子は、自分なりの“SOS”を出しているのかもしれません。
いずれのサインも、「甘えている」わけでも「怠けている」わけでもありません。
子どもなりに精一杯がんばって、心や体が疲れている証拠なのです。
もし一つでも思い当たることがあったら、まずは「気づいてあげること」から始めてみてください。
子どもの“ちいさなSOS”に気づけたとき、親子の関係にも、安心の循環が生まれます。
「がんばれ」じゃなくて「支える」が先でいい
そんなとき、つい「がんばって」「早くして」と言ってしまいがちですが、本当に必要なのは、“がんばらせる”ことではなく“支える”ことです。
✔ できていることに目を向ける
「もう着替えたんだね」「自分で靴下はけたね」など、小さな“できた”を見つけて言葉にしてあげましょう。
達成感と安心感が、子どもの心の回復につながります。
✔ 安心する時間と空間を
無理に話をさせたり、あれこれ質問したりするよりも、ただそばにいてあげること。
「ここにいてくれる」という安心感は、何よりのエネルギー補給になります。
✔ スケジュールや選択肢で「見通し」を
「このあと〇〇して、それから△△するよ」と先の予定を伝えたり、「AとB、どっちにする?」と選ばせたりすることで、子どもの心に「見通し」と「選択できる自由」が生まれます。
子どもが疲れているときほど、「やらせる」より「支える」ことが大切です。
ほんの少しでも「わかってくれてる」と感じられたとき、子どもは安心し、自分を取り戻す力を取り戻していきます。
がんばる力は、安心の中で育ちます。
まずは今、がんばらなくても大丈夫な環境を、一緒に作ってあげましょう。
まとめ:春は、目に見えない疲れがたまりやすい季節
子どもたちは、新しい環境でがんばっています。
でもそのがんばりは、言葉よりも“行動の変化”としてあらわれることが多いんです。
「なんか、最近ちょっと違うな…」と感じたら、今回ご紹介したサインを思い出してみてください。
そして、必要なのは「急がせること」ではなく、「立ち止まって寄り添うこと」。
子どもにとって、それが何よりの安心になるのです。
ゆずでは、心と感覚の“つかれ”にも寄り添います
発達支援ゆずでは、マンツーマン・親子同室の安心できる環境の中で、お子さんのペースに寄り添った療育を行っています。
「気になることがあるけれど、どこに相談していいか分からない…」
そんなときは、ぜひ一度ご相談くださいね。
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