

王子公園ルーム
保育士としてゆずに入職後、主任を経て現在課長としてチームゆずを牽引する。NCプログラムの発達検査にも詳しく、スタッフ指導においても活躍。保護者からの信頼度が抜群に高い。
こんにちは。王子公園ルームの松岡です。
就学が視野に入ると「座って何か課題に取り組ませてほしい」と座る練習を求める声を耳にすることがあります。
発達支援ゆずは、座ることを目的にしません。
まずは、椅子に座って何かに取り組めるようになるために必要なことについて確認します。
→先に体を動かす活動を取り入れたり、座る環境自体に動ける工夫をする(椅子の代わりにバランスボールを使ったり、椅子の脚の部分にゴムを何重にも掛けておき脚をモゾモゾ動かせるようにしておくなど)。
→好きな遊びを机上で実施したり、教材に好きなキャラクターを取り入れたりする。
→体が疲れない工夫をする(クッションを使用する、座面に滑り止めシートを使用するなど)。
対処方法が正しければ、座る練習は不要です。(だって、本当に必要なときは自分から座りますよね?)

ところで、「座れないといけない」と誰が決めたのでしょう。
実際、保育所等訪問支援(保幼小)に行っていると、先生方のご理解や工夫に感銘を受けることが多々あります(さすがプロ!練習なんていらんなと確信します)。
就学前だからといって、お子様は急に変わりません。
ぜひ保護者様にしていただきたいのは、お子様の特徴や特性について正しく理解し、周りの関係者に説明できるようになることです(みんなと同じようにできないことを前提としてもらう)。
就学前だからといって、私達が実施する療育は変わりません(直接的でないので、なかなかピンとこないかもしれませんが)。
お子様の発達段階にあった(先述した評価を元にした)取り組みを実施します。
- 興味のあることや好きな遊びから受け入れの幅を広げること
- 体幹を働かせるような体を使った遊び
- 好きなことにじっくり取り組む経験(集中する)
そうすることが結果的に、「座って何かに取り組む」ことに繋がることを私達は知っています。
また、他の療育や園では「ちゃんと座っている」ということも聞きます。
座ることを目的としているとそうなりますよね。
私はそれを聞いて、「尚更座る練習は必要ない」と確信します。
就学前、周り(特にお母様)のそわそわをお子様は敏感に察知し、不安を感じる時期です。
残り少ない時間、焦ってワープしてしまわず、今までの取り組みを着実に積み重ねていきましょう。