発達障害児のための個別学習塾「寺子屋ゆず」2024年4月リニューアルOPEN!

【ゆずカフェオンラインの報告】あっという間の60分!保護者の皆様と色々お話ができて、楽しかったです!だから保護者同士のしゃべり場、作ることにします!

オープニングの一コマ。なぜか、アレを被っていません(笑)。

いやあ、どうもありがとうございました!!

さかなクン的に言うなら、「ありがとうぎょざいました!」(特に意味はないです(笑))


5月2日の11時から開催した「ゆずをご利用の保護者様限定のゆずカフェオンライン」は無事終了しました。

今回は、限定ライブ配信だったこともあり、事前にお申し込みいただいた方にのみ、動画URLをお知らせさせていただきました。

そう!まさに、ひ・み・つ♡の小部屋っ。うふ。

前日までに、7人のお母様方から参加表明をいただきました。


出演は、予告どおり、私ゆずのおっちゃんと、松岡、むぎちょこでしたが、なんと!本山ルームスタッフ、苦楽園ルームスタッフも飛び入り参加してくれました!

本山ルームスタッフ、苦楽園ルームスタッフも空き時間を使って参加してくれました

はじめは、事前にいただいていたご質問(療育実践のこと、お子様への対応方法など)にお答えしていたのですが、その後、嬉しいことにお母様方からたくさんコメント(チャットへの書き込み)をいただきましたので、そのコメントにお答えする形で進めさせていただきました。

それで60分があっという間に過ぎていきました!


せっかくのゆずカフェですから、一方通行ではなく、お母様方とやり取りしながら進めていければと思っていましたので、おっちゃんは嬉しい悲鳴を上げました!グヘェー!(←どんな悲鳴やねん!(笑))

その中で、特に印象的だったのは、あるお母様のコメント(ご意見)に、他のお母様から「私もそう思っていました!」「その気持ち、分かります!」といった「共感の声」がたくさん寄せられたこと。

みなさん、お子さんの年齢や課題は違っても、母として悩んでいることの共通点は、たくさんあるんだなあということを改めて実感することができました。

その話を聞いていて、「お母さん同士(もちろんお父さんも)が、気軽に話せる場が必要だな」と思いました。


だから、ゆずのおっちゃんは、決断しました!

ゆずをご利用の保護者の皆様が集える場、思いを語れる場、共感しあえる場を作ることにします!

どんな場なのかは、追って発表したいと思います!乞うご期待!!

さて、それともう一つ、発見したことがあります。

それは、ゆずをご利用のお母様方は、ゆずに対して、またゆずスタッフに対して、とても気遣いをしてくださっているということ。

お母様方からいただいたコメントに「療育時間中は、私(母)から(子どもに対して)色々話かけてもいいのかな?」とか「先生も方針があるだろうから、私は側で見ているだけにしておくほうがいいのかな?」など、スタッフの気持ちを慮ってくださっているということがよく分かりました。

本当は、スタッフが保護者の方の気持ちを慮るべきなのに、スタッフを気遣ってくださるなんて、おっちゃんは嬉しくてライブ中も涙が出そうだったのです(松岡からも「そんなことに気を遣わせてしまっていたなんて。もっと気軽に話せる雰囲気を作らないといけないのは、私達の方なのに。。。本当にごめんなさい!」と謝罪のコメントがありました)。

本当に必要とされる、質の高い療育を提供したい!と思って、ゆずを作ったのですが、(私たちがまだ質の高い療育を提供できているとは言えないのに)逆に質の高い保護者の方が通ってくださっているということが、本当に有り難いと思いました。

だからこそ、私たちも、その気持ちに応えないといけない、もっと子育てを楽しいと思ってもらえるようなサービスを提供していかなければならない、と感じました。

そして、私たちを信頼して通ってくださっている方に、「通ってよかった」と思っていただるように日々の実践を行っていきたいと改めて誓いました。


そのことで思い出したことが。

最近私は「ゆずはご利用者様をえこひいきする事業所です」と語る機会が多くあります。

今年度の新入スタッフの研修でも話しました(多分みんな面食らったと思いますが(笑))。

これは、決して自分の事業所がよければそれでいい、という浅はかな考え方なのではありません。

いつも書いているように、私は療育改革実践家として、日本の「根性論がまかり通る療育」「子どもの人権を無視した療育」を駆逐し、特性を持ったお子さんとお母さん・お父さんが、楽しく生きていくことができる世の中を作っていきたいと、本気で思っています。

そもそも「言って聞かせる」がまかり通るなら、発達検査も診断もいらないですよね。

例えば、視覚優位で他のものが目に入って集中できないお子さんに、「こっちを見なさい!」「何度いったら分かるの?」なんて叱っても、なんの解決にもなりません。

その場合は、まずは、

①どういった視覚刺激に注意が向くのか
②それはいつもなのか今回だけなのか
③視覚入力刺激を減らした場合はどう反応するのか
④そもそも口頭での指示が入っている(意識されている)のか
⑤あるいは指示されている意味自体が理解できていないのか

などを見極める(評価する)ことが大切です。

色々と評価をしてみてから、手立てを見つけていくことが大事なのです。


ここをすっとばして、「ちゃんとしなさい」とか「繰り返しやればできるから、頑張りなさい」といっても、それは絶対に無理です。何度も言いますが、絶対に無理です。

もし「いいや。変わったよ!」というなら、それは療育の効果ではなく、お子さん自身の自然な発達です(子どもは自然に発達していく部分も持っていますからね)。

もしくは、単に「怖がらせて言うことを聞かせているか」ですね。

この場合は、子どもが(体が大きくなるなど)力を持った時に、やがて爆発します。それは、暴力かもしれないし、不登校(殻に閉じこもるを含む)かも知れません。

※以前行っていた、自費の発達相談事業では、このような相談がたくさんありました。それだけ幼児期は後の人生に良くも悪くも影響を与える重要な時期なんですよね。

とはいえ、そういう療育も巷には色々あるかもしれません。そして、保護者の方がそれを信じるなら、それはそれで止めません。選択の自由です。

でも、「それっておかしいよね」「繰り返しさせたからと言ってできるとは思わない」「それでは子どもが窮屈そう。もっと他にやり方があるはず」と思う方が、ゆずの療育を選ばれています。

だからこそ、私達はゆずの療育を信じて通ってくださっている方に対して、期待を裏切らない、そして私たちのできるだけのことをしていきたいと思っています。

これが、えこひいきの所以です。

えこひいきをされる=大切にされるということでもありますが、お子さんだけでなく、お母さん・お父さんも「大切にされる喜び」「側に味方がいる安心感」を感じていただきたいと思っています。

その喜びが、どんどん他に波及していくことで、根性論の療育や子どもの人権を無視した療育がやがて駆逐されていくと信じています。

また、横道にソレてしまった!

ごめんちゃい。(笑)。

ということで、無理からまとめますが、お昼前のお忙しい時間にも関わらず、ご参加くださいました保護者の皆様、本当にありがとうございました。

少しでもお悩みが晴れて、気持ちが少しでも軽くなっていただけたなら、私たちスタッフ一同、とても嬉しく思います。

そして、これからも、「子育てが楽しくなる療育」「我が子がもっと愛しくなる療育」をスタッフ一丸となって、提供していきたいと思いますので、ぜひ「子育て仲間」として、一緒に歩んでいきましょう。

これからも、どうぞよろしくお願いします!