
こにゃにゃちは!言語聴覚士のむぎちょこです。(ゆずのおっちゃんの、チャオ!を真似てみました(笑))
さてさて、発達支援ゆずは、4月に苦楽園ルーム(兵庫県西宮市)がオープンしたことで、3事業所になりました。
それに合わせて、人事も刷新し、主任児発管だった松岡はエリアマネージャー(AM)として、本山ルーム(神戸市東灘区)の代替児発管だった私むぎちょこは、スタッフ指導者(スーパーバイザー)として、各事業所および全スタッフをバックアップをしております。
各ルームを行き来している松岡AMと私の二人が揃うことは珍しいのですが、この日は、王子公園ルーム(神戸市灘区)で一緒になりました。
理由は、初めてゆずをご見学に来られる方へ対応(ご見学対応)するためです。
ちなみに、松岡AMは児発管時代に、見学対応させていただいた100%近くの方が、即時ご利用を決めるという「見学対応のお手本」のような存在です。
ご本人は、「ゆずのおっちゃんをお手本にしたんです!」と、謙遜されますが、私から見ているとゆずのおっちゃんは癖が強いので、即決率はゆずのおっちゃんのほうが負けていると思います(笑)。
さて、今回のご見学者様の対応にお話を戻します。
保護者様との懇談は松岡AMが、お子様の対応は山本言語聴覚士(ST)が担当しました。
私は山本STの指導も兼ねて同席したのですが、あまり私の出番はありませんでした。
というのも、ご見学が始まってすぐにお子様の心を掴んだ山本STに、お子様は型はめを完成させては拍手を求め、自分から視線を合わせ、コミュニケーションを取ろうとしている様子が見て取れたからです。
お子様の反応を見ていて、私はこう思いました。
「ああ、私は必要ないかも・・・。」
なので、ニコニコ笑っている置物のようになっておくことにしました(いや、指導にきてるのに置物じゃあかんやん!)。
楽しく見学が進んでいく中で、山本STがガッツポーズをしました。
その理由は、お子様の真似を引き出すために、自分がガッツポーズをしてみせた上で、お子様からの反応を待つためです(コミュニケーションを引き出すテクニックです)。
すると!
「あ!今の真似しましたよね!!」ご両親とお話をしていた松岡AMが、最初にお子様の変化に気づきました。
そうなんです。お子様は、山本STの真似をして、自らガッツポーズをしたのです!素敵な笑顔とともに!!
私も正直、驚きました。
ええ?こんな反応でるんだ!?と。
それを見ていたお父様が思わず、「ガッツポーズなんて、初めて見ました!!きっと先生の真似をしたのだと思います!」ととても嬉しそうに話されました。
まだ評価もしていない見学時に、真似を引き出すことができたということは、お子さんにとって、「この人は安心できる人」「面白い人」と感じてもらうことができたからこそです。
余談ですが、私たち言語聴覚士は、スペシャルなテクニックを駆使して、お子さんの言葉やコミュニケーションを引き出すのではありません。
お子さんが楽しいと思える状況を察知し、その環境を色々と設定したり、また大人が楽しい雰囲気を醸し出したりする中で、お子さんの「私も(僕も)やってみたい!」という気持ちを引き出すことができるプロなのです。
その視点で言うと、遊ばせるプロである保育士さんや児童指導員さんと、私たちセラピストが車の両輪のように、力を合わせてお子様を評価したり、プログラムを構築することが、最もお子様の発達を促すことにつながります。
ゆずのおっちゃんからは、いつも「セラピストは子どもの気持ちを乗せるのが、上手くない人が多い!もっと保育士さんや児童指導員さんから学ぶべきだ!専門バカになるな!」と言われています。
たしかにそうだと思うのですが、ここだけの話、「そんな上から目線で言わなくてもいいやん!」とは思います(笑)。
やるなー!山本ST!
さすが、私が見込んだだけのことはあるSTさん!!
いや、採用決定したのは、私ではなく代表なんですけどね(笑)。
私、負けていられない。
なのに私は、今日は出番もなく、単なる置物。。。オブジェと化しています(笑)
やがて、松岡AMとご両親との面談も無事終わりました。
もちろん、ご両親はゆずのご利用予約を取られてお帰りになりました。(松岡AMの見学当日成約率は、また100%に近づきました!恐るべしっ)。
これからゆずに通う中で、王子公園ルームのスタッフが、お子様の「もっとしたい!」と引き出し、「もっと伝えたい」につなげ、「伝わった!楽しい!」という気持ちを育てつつ、コミュニケーション力を引き出して行ってくれることでしょう。
最後に、遊びプログラムが次々湧いて出てくるという、「アイディアウーマン」の島保育士も参加して、今日集まったスタッフ全員で写真撮影。
「せっかく写真に撮るなら、変なポーズがいいよね!」と言いながら、撮ったのが以下の写真です。


色々、変ですね(笑)。
また、これからも王子公園ルームや本山ルーム、そして苦楽園ルームにも、ちょこちょこ顔を出します。
ということで、今回は、置物になったむぎちょこでした!